アスファルトシングル葺屋根が経年の劣化で傷みが目立ち、大型台風の影響で一部飛散してしまいました。アスファルト防水と同様、相性の良い同じアスファルトシングル葺きの被せ工法を採用し、改修しました。
基本的に数回の被せ工法が可能です。又、仮設足場が必要な場合も多く外壁改修とセットで施工することをお勧めします。

元々の屋上は加硫ゴムシートでした。加硫ゴムシートは接着剤で貼り付けている場合が多いので、穴が開くと雨水が浸入し、めくれ上がってしまいます。
この様な状況では、台風などの突風で飛散してしまう可能性がありますので、早急に改修工事が必要となります。今回の工事では元々の防水層の上から塩ビシートを機械固定で施工する方法を実施しました。
塩ビシート防水は、強度もあり機械固定でコンクリートにしっかり固定する為、めくれ上がってしまうことを防ぐことができます。シート自体に色がある為、色も浮いて剥がれてしまうことがなく綺麗な状態が長持ちします。

こちらの屋根は、強度を備えたハイドラフレックスを防水層に採用しました。
優れた防水性能を実現し、またこの防水層は雨音の軽減にも寄与します。
ヒートバリアトップが防水層表面の温度上昇を抑え、耐久性の向上、エネルギーコストの削減になります。プライマーは、鉛、クロム等の有害な金属顔料を含まない弱溶剤型の塗料です。防水層、トップコートは水系遮熱トップコート材で環境負荷を極力抑えた仕様です。